こんにちは、ちさです。
年長の長男くんは現在宮本算数教室のワークに取り組んでいます↓
基礎編の中級ともなると私も頭を悩ます問題が出てきます。
けれど悩んだ末に解けるととても気持ちが良くて(笑)
親子ともどもハマっています( *´艸`)
そんなワークの著者であり、宮本算数教室を主宰される宮本哲也先生の本を読みました↓
これが非常に勉強になり、とても考えさせられる内容でした。
宮本先生が子供たちを指導するうえで一番大切にされていることが
考える力を育むことです。
著書の中で算数の目的は考えることとされていて、
暗記力や計算力は考える力ではないと一刀両断されています。
そのため学校や塾の成績では子供が考える力を育てているかどうか知ることはできないと断言されています。
私はこれを読んで自分の体験と重なることがあり、非常に納得できました。
なぜなら私自身が、全ての勉強を暗記でこなすタイプの学生だったからです。
こちらの本にはこうあります。
『一般的な小学校では、一つの単元が終わるたびに、まとめのテストを行います。
このテストは、単元で学習したことが身についているか確認するという目的で行われるものです。
そのため、基本的には授業でやったことしか出題されません。
教科書に書いてある手順でやれば解ける問題では、子供に暗記する力があり、計算ミスさえしなければ、満点が取れます。』
私自身がまさにその通りで、恐らく暗記力はそこそこあったと思うので、
小学校、中学校の学校のテストでは
単純に、勉強=暗記、だけをしていて良い成績が取れました。
そして進学校に進んだ高校時代に入っても、勉強=暗記、を繰り返していました。
暗記教科ではないはずの数学も、完全に暗記でこなしていたんです。
それでも中間、期末といった学校のテスト自体は悪くはありませんでした。
暗記していくやり方で高2くらいまでは数学もなんとかなりました。
そのため理系のクラスに進んだのもあり、高3の理系のクラスでは荒波に揉まれまくりました( ;∀;)
暗記で数学をこなしていると、問題が簡単なうちはなんとかなるのですが、、、
高校数学の後半、数学ⅢCとかに差し掛かると、歯が立たなくなりました:(;゙゚'ω゚'):
単純に解いたことのある問題しか解けない。
応用力を必要とされる難しい問題は解けなくなりました。
なので私は高校数学に非常に苦労したタイプです( ;∀;)
そして高3にもなると、模試を受けまくるのですが、
その頃には学校のテストの成績と模試の成績にはっきりとした差が現れるようになりました。
模試は出題範囲も出題の方法も塾によって様々。
応用力のない私は出会ったことのないタイプの問題が解けないので、模試の成績は当然振るいません。
当時得意科目だった英語や生物(←どちらも暗記科目(笑))でなんとか点数を稼ぐ日々でした( ;∀;)
暗記力や計算力が必要ないとは全く思いません。実際受験には両方必要です。
けれどやはりそれだけだと限界がきて、苦しくなるというのは身をもって体験したので、
子供たちには考える力を少しでも養ってあげたいとあらためて思いました。
またこちらの本には実際の入試問題を例に、問題の捉え方、考え方などの実例も紹介されていて、とても勉強になりました。
また本の後半では勉強以前に大切なことがたくさん書かれています。
・学力は健康から
・考える力を伸ばすのは親子の会話
・本好きに育てれば、子育ては半分成功
・お手伝いと『ありがとう』
・本当に好きなことがある子供は強い
・子供の強い味方になる
・親の一番大事な仕事は、待つこと
などなど、どれもこれから子育てが進んでも頭に置いておきたい内容だったので
また何度でも読み返していきたいと思える本でした('◇')ゞ
よく考えることは、よく生きること。
子供たちにもよく考えて、よい人生を生きていって欲しいです( ´ ▽ ` )ノ